こんにちは、Norrです。
日本でも近年のグローバル化に向けて、留学やワーキングホリデーに行きたい方が年々増えているのではないでしょうか?
しかしながら、実際に行くとなると準備しなくてはならない事が沢山ありますよね。
中でも留学中の滞在方法は気になる事の一つではないでしょうか?
今から留学しようと思っているけど、滞在方法は何がベストかな?よくあるのは寮とかホームステイだけど。。。それぞれのメリットデメリットを知りたいなと思いますよね。
さらに、他の滞在スタイルもあるなら知りたいですよね。
筆者は今までにカナダでホームステイ1件、オーストラリアでホームステイ2件、ハウスシェア1件、イギリスで寮1件、ホームステイ1件、ルームシェア1件の経験がありますので、その時のエピソードと、さらに留学中に出会った友人たちのエピソードも少し交えながらお伝えしようと思います。
これから留学へ行こうと思っている方や、お子様を留学へ送り出したいと思っている方は必見です!
1. 留学の滞在方法は寮?それともホームステイ?それぞれのメリット,デメリットは?
それでは、それぞれのメリット、デメリットを見て比較してみましょう。
1-1 寮のメリット
●寂しくないし、友達が出来やすい。
留学先の国に到着したばかりの時はとても心細いもの。日本人が多い学校であれば友達も出来やすいけど、少ない場所だった場合はとても寂しい思いをする事になります。まだ誰も知らない状況でも隣の部屋やルームメートが直ぐ近くにいるだけでも全然違いますよね。 また、同じ学校へ行く仲間として親近感がわきますし、過ごす時間や顔を合わせる時間も多くなる事で友達になるきっかけが沢山あります。
私が寮に入ったのはロンドンに留学した時でした。ルームメートはドイツ人の女の子でしたが、かなり仲良くなりましたよ。お互いに心細かったので、そういった気持ちをシェアする事で絆が深まった気がします。
●食事付きの場合が多いので食事面で安心。
私が入った寮は食事が付いていませんでしたので自炊でしたが、実際は食事付きの寮も多いですね。自炊だと、食事をスナック菓子で済ませてしまったり、きちんと食べなかったりしてしまっていたので、食事が付いていたらもっとマシな食事が出来ていたんだろうなーと思います。私の食料棚はクッキーとチョコレートとポテチだらけでしたからね。。。
●門限がある場合は生活が乱れにくい。
学生にとって門限は結構大事ですね。遊びに行っているのではなく、あくまで勉強をしに行っているのですから、門限のような規則はあった方が良いです。友達と近くのパブで飲んでそのままずるずると朝方までなんて、海外ではよろしくないですし、次の日の勉強に差支えますよ。ある程度の楽しみは良いのですがね。
因みに私のいた寮の門限は21時でしたよ。
比較的自由な寮でしたが、時間が過ぎると呼び鈴を押して、管理人さんにゲートを開けてもらわなくてはならず、それが小心者の私には苦でしたので門限前に帰っていましたよ。
●学校で手配してくれるから準備が楽ちん。
留学先の学校ではその学校専用の寮があったり、提携している寮があったりするので、留学手続きの際に一緒に手配してもらえます。
自分で滞在先を探したり交渉したりする手間が省けますので、楽ちんですね。
1-2 寮のデメリット
●自由度に少々制限があるので窮屈に感じるかもしれない。
上記のメリットでお伝えしたように、門限があった場合やその他にも規則などがある場合があります。
そういった場合は少々気持ち的に窮屈に感じる事もあるかもしれません。学生ならまだしも、社会人になってからそういう環境に入った場合は特に窮屈ですね。
●ルームメートと性格があわないと辛い。
これは、なかりキツイと思いますよ。私の場合はそのドイツ人の子とはとっても気が合ったので楽しくガールズトークで盛りあがりましたが、これが全然気の合わない話の合わない人だったら苦痛でしかないですよね。
どうしても我慢ならない位合わない相手に当たってしまった場合は、学校で滞在先の手配をしてくれる人がいますので、その人達に相談して可能であれば変更してもらいましょう。
●少々高額である場合がある。
寮は食事代や管理費等の為に少々費用が掛かる場合があります。
ただこれも、学校が提携している寮が複数あった場合は、寮の所在地によっては多少値段を抑えれられる場合もありますね。
私が寮にいた時の学校はロンドンの結構な中心地のトッテナムコートロードでしたが、寮はチューブ(地下鉄)で40分、最寄り駅からバスで10分というかなり遠い場所でしたので、比較的安価な寮でしたよ。
1-3 ホームステイのメリット
●ホストファミリー=保護者がいるから安心。
先程の寮のところでもお伝えしましたが、留学の初めの頃はとても心細いものです。それをケアしてくれるのが、ホストファミリーですね。基本現地の人なので生活の事は一通り知っているので、不明な点があったら直ぐに聞く事ができますね。
また、風邪などちょっとした病気になってしまった時も出来る限りで面倒をみてくれると思いますので安心ですね。
そういう人が近くにいる環境というだけで、かなりの精神的安心が得られますよ。
●食事も保障されているので安心(つけた場合)。
食事はつけるのと、つけないのとで選べると思いますが、せっかくのホームステイなので付けた方がいいですよ。朝食や夕食を一緒にすることで、必然的に英語を話す時間が増えますし、現地の人が食べている食事を味合う事もできますよね。
●プライスレスな経験が出来る
ファミリーと言うからには、ファミリーの様に面倒をみてくれたりケアしてくれたりするので、海外にお父さんお母さん、兄弟が出来るような感じです。
なかなかそういった経験は出来ないので、良いものですよ。
私がカナダにてホームステイをした時はその家族には4人子供がいたので、とんでもなく可愛い弟と妹が出来て嬉しかったですよ。
またイギリスでホームステイした時は、恋愛で悩んでいた時だったのでホストマザーが親身に話を聞いてくれましたよ。
その時に “子供は本当に好きな人と作った方がいいわよ。” と言われたことは今も心に残っています。そして今の旦那さんと出会って子供を授かった時はとても喜んでくれましたよ。
●毎日一定数の時間ホストファミリーと話す時間が取れれば(夕食時など)英語力もどんどんあがる。
上記でもちらっとお伝えしましたが、特に食事の時間って本当に大事です。
まず一日何をしたかとかお互いに報告したり、その日の夕食について聞いたり、日本の料理の話などをしたり、なんでもランダムに話が出来ますので英会話力を伸ばすのには最高の機会ですね。
●ホストファミリーが色々連れてってくれたりする事もある。
週末になると色々連れて行ってくれる場合があります。
カナダのホストファミリーは博物館に連れてってくれたり、オーストラリアのホストファミリーは動物園に連れてってくれたりしましたよ。
また、ラッキーなら学校までの送り迎えもしてくれる場合もありますね。
1-4 ホームステイのデメリット
●ホストファミリーにあたりハズレがある。
これは本当に運が全てですね。ステイ先は申し込み時に喫煙しない人が良いとか、ペットがいない方がいいとか、簡単なアンケート的なのを書くので、ざっくりは希望を伝えられます。
が、実際ホームステイが始まってみないとわからないです。
ちょっと悲しい事実ですが、お金稼ぎの為に留学生を受け入れているファミリーも少なくありません。
事実、私がオーストラリアでホームステイを2件経験しているのは、一度ステイ先を変更したからです。
理由は、初めのステイ先は子供がいない夫婦だったのですが、共働きのカメラマンでした。二人で仕事で3日~5日位家を空ける事が多かったんですよ。それじゃホームステイの意味ないじゃないですか。二人がいない間は旦那さんのお母さん(かなり高齢)の家にステイしなくてはならなくて、本当に落ち着かなかったんです。
しかもその高齢のお母さん、寂しいのか喋る喋る。。。一方的に喋りまくりでした。聞き取りは伸びたかもですが、こちら側は全然話が出来ないのですよ。
で、朝食と夕食を付けていたのにもかかわらす、出ない事もしばしば。全然話と違うので変えてもらったのです。
こういう無責任なホストファミリーもいるし、また、いちいち家の使い方に厳しかったり、ケチだったりするファミリーもいますよ。
あと、私のオーストラリアで出会った友達はめちゃくちゃショッキングな経験をしていました。
彼女のホストファミリーはとっても優しい老夫婦でした。それはそれは本当に至れり尽くせりな感じでとてもよくしてくれていたそうです。
ある日の晩、奥さんが友達と食事に行くと出掛けて行ったそうです。私の友達とホストファーザーが二人で留守番をすることになりました。友達が自分の部屋で勉強をしているとホストファーザーが入ってきて、勉強の手伝いをしてくれたそうです。
でもなんかボディータッチがちょっと多いかな?と思っていたそうですが、、、いきなりキスをされてしまったそうなんです。
その時は友達は何が起こったのか分からず混乱してしまったそうで動揺していると、直ぐにホストファーザーが謝りながら部屋を出ていったそうです。
その友人は2,3日後に私に相談してきました。
私は直ぐに学校へ相談する事を進めました。で、直ぐに変更できたそうです。
この話には後日談があり、実は前にもこの同じホストファーザーから日本人の女の子が同じ被害を受けていた事があったそうです。
でもこれは学校側が話したのではなく、その被害を受けた女の子から聞いたそうですよ。もちろん学校側に相談しているので、学校は知らないわけがありません。
本当に許されまじ事です。学校もこのホストファーザーも悪質極まりないです。
ここまでの被害はあまりないのかもしれませんが、でも起こってしまった場合や不満があった場合は我慢せずに学校の担当者に相談してすぐに滞在先を変えてもらいましょう。
●ホストファミリーに生活を合わせる必要がある場合がある。
ホームステイの醍醐味はローカルの家族と生活を共にして、現地の生活習慣や言語を習得する事にあると思います。基本家にいる事が多くなると思うのですが、週末は特に何か計画してくれていたら、それに合わせることになる場合もありますし、週末ちょっとダラダラなにもせずに過ごしたいーなんて日も、ちょっと気まずい場合もあります。
また、たばこを吸わない、酒を飲まないなど趣向も違ったりするとそれに合わせなければならない場合もありますね。
●その家にもよるが厳しい場合は夜出掛けづらかったりする。
ホストファミリーは言わば保護者のような役割もありますので、何かあった場合は大変なわけです。また純粋に過保護目になるファミリーもいると思います。
ホストファミリーも留学生の事を想いやって何かしてあげなくちゃと気にしてくれる方もいらっしゃるので、そういった場合は、頻繁に出かけていると“私達と一緒に居たくないのかしら?何のためにホームステイしているのかしら?”など疑問に思うファミリーもいるかもしれませんね。そうならないように、気を使っているとなかなか出掛けづらいなーと言う気になってきます。
●高額の場合が多い。
やはり保護者的役割をしてくれるホームステイは金額も一般的に高額になりますよ。食事も付けていたりすると尚更ですね。
ただ、安心料という意味では無駄にはならないと思います。
2. その他の滞在方法
2-1 ホテル
メリットは掃除要らずで、セキュリティーも比較的しっかりしているので安心ですね。また自分で選べるので出来るだけ学校の近くに滞在できるというのもいいですね。デメリットは朝食は付いている場合がありますが、大体は食事がついていないのと、比較的高額ですね。
2-2 ホステル
ホステルのメリットは何と言っても安さですね。世界中の人が宿泊する場所なので出会いも沢山ありますし、行動次第で英語も上達しますね。デメリットは自分だけのプライベート空間を持つのが難しいところです。
ホステルは部屋を個室にしたとしてもシャワーやキッチンは基本他のゲストの方とシェアをしなければならないので、混んでいる時間帯は待たなければいけなかったりしますね。
2-3 ルームシェア、ハウスシェア
一戸建てやマンションの一室、お部屋自体をシェアする方法ですね。メリットとしては気軽に利用出来て、費用も抑えられ、自由度も高い点ですね。デメリットは、ホステルと同様シャワーやキッチン等が他の人とシェアになる為に自分の好きな時に使えない時がある事と、自分がオーナー(物件契約者)になった場合は責任も重大ですし、手間もかかりますね。
2-4 知り合いのお宅
これはなかなかないパターンかもしれませんが、知り合いが海外に住んでいる場合や、親族が住んでいる場合にそのお宅にホームステイやルームシェアさせてもらう方法ですね。
私の友人は知り合いが前にステイしていたお宅を紹介してもらったというパターンでした。
知り合いが絡む事で、安心感も生まれますのでもしそういった方が近くにいた場合はラッキーですね。
3. あなたに合った滞在スタイルはズバリこれ!
上記のメリット、デメリットを踏まえて下記のようになります。
高校生くらいまでの方 → ホームステイ&寮
18歳以上25歳位まで → 寮&知り合いのお宅
まだまだ大人になりきらず、でも海外に来たことで気が緩みやすいので、監督的な存在が必要ですね。寮や知り合いのお宅ならご両親的にも安心感があると思いますし、適度な自由度もありますね。
25歳以上 → ホテル/ホステル&ルームシェア
正直大人になったら、他の大人と住むのって結構窮屈ですよ。頼れる人は必要ですが、適度な自由度を持つことをおすすめします。ホームステイもいいのですが、私の経験からはホステルやルームシェアをおすすめします。
まとめ
留学先の滞在方法は本当に大切ですよ。自分のプライベート空間がしっかりしていないと、精神的な安定が得られません。その結果、勉強の妨げになってしまっては元も子もないですよね。
学校は大体3時間から長くても7時間程の滞在ですが、滞在先はもっと長く居る場所ですので、慎重に選ぶことをおすすめしますよ。
また、気を付けたいのは費用を抑える為に、あまり治安のよくない場所にステイするのは避けて下さい。自分が普通に過ごしていても外敵は近づいてきますよ。
留学先国、留学先学校を決めたら宿泊先も慎重に選んでみて下さいね。