インプラノン 3年間も有効の最新避妊法のメリット デメリット

こんにちは、Norrです。

 

皆さんは、普段どんな避妊法を使っていらっしゃいますか?

 

おそらく多くの方がコンドームやピルを主に使用しているのかなと思います。

 

コンドームは高い避妊効果が期待できるのと同時に、性病の予防にもなるので、とっても有効ですね。ただ、使用するにあたって、男性主体になりがちなのと、装着時と脱着時のわずらわしさがデメリットですね。

 

ピルは避妊効果がとっても高く、パートナーの体温をより近く感じられるというメリットがありますが、反面、同じ時間に毎日ピルを服用しなければならないというわずらわしさがありますね。

 

 

私は長い期間ピルを服用していましたが、何度も飲み忘れをしてヒヤヒヤした思い出があります。

 

“はっっ!!“ と気づいた時には2日間位飲み忘れていたという事が何度もありましたよ。。。

 

スウェーデンに来たばかりの時に、慣れない生活が始まり、下の子がまだ小さく大変だった為さらに飲み忘れる日が増えまして、ピル以外の避妊法が何かないか教えてもらおうと、病院で相談してみる事にしました。

 

すると、皮下埋め込み式の装置を1つ、子宮に装着するものを2つ、合計3つをおすすめしていただきました。

 

 

子宮に装着する装置は、装着こそ簡単で痛みもほとんど伴わないようなのですが、装着時は子宮にぶら下げるような感じになります。それが何となく嫌だなー、パンツ脱いだ時とかにぷらーんと出てきたらどうしよーという不安(実際は外れない限り出てくることはないです)から、身軽そうな皮下埋め込み式のエクスプラノンを選択しました。

 

 

日本ではまだ解禁になっていないこのエクスプラノンですが、海外では広く使われており、日本でも話題になっているようですね。今回この記事ではそのエクスプラノンのメリットとデメリットをご紹介致します。

 

 

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エクスプラノンのメリット

エクスプラノンのメリットは、

 

1. 一度装着したら、3年間は避妊効果が持続する

2. 生理痛の軽減効果がある

3. 装着時は不快感が全くない

4. 装着手術は短時間で終わり、痛みも無し(麻酔を使用する為)

5. 生理が止まったり、周期が長くなる可能性がある(人によります。)

 

もしまた妊娠したいと言う場合は、エクスプラノンを脱着する事により、直ぐに妊娠可能な状態に戻りますよ。いつでも脱着可能な気軽さもいいですね。

 

装着手術は麻酔をするとは言え、少し怖いのですが、あっという間に終わってしまいますよ。

 

私が手術した時は、研修の人がいて、なぜかその研修生が装着する事になってたんですよー!

 

“え゛?”

 

一応一言断りはありましたが、当日に言われたんですよー。

 

“えー研修生!? 聞いてないー、怖い怖い。ないない、ダメダメ!”

なんて、もうやる気満々の若い研修医の子に向かって言えないじゃないですか?

 

研修生と聞いて少々ビビりましたが、でも何も問題なく無事に終わりました。

 

上記メリット5番目の、生理が止まるっていうのは、別に異常なのではなく、人によってはホルモンの影響の受け方によって、生理がなくなる人がいるそうですよ。(装着中のみ) 煩わしい生理が止まってくれたら嬉し―ですよね。

 

生理が止まる事により、子宮がんのリスク低減というメリットもあるそうですよ。

 

エクスプラノンのデメリット

デメリットは以下の通りです。

 

1. 始めは不正出血がある

2. むくみや頭痛などの副作用がでる

3. コンドームと違い、性病のリスクがある

4. 出血が長く続く場合がある

5. 装着/脱着の時に簡単な手術が必要

6. 性欲の減退、気分にムラがでる

7. 埋め込んだ場所が1か月程腫れたり青くなったりする

 

副作用や出血に関してはかなり個人差があります。

 

私は生理が止まる事を期待していたのに、装着後かなりの頻度で生理が来ましたし、しかも一旦来ると2週間ほど出血が続き、やっと終わったと思ったら1週間後にまた再開という状態でした。ほんと、最悪ー。生理が止まってくれると根拠もなく信じてたのでかなり残念な感じでした。

 

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インプラノンとエクスプラノンの違い

ネットで皮下埋め込み式の避妊具でサーチしてみると、何やら“インプラノン”と“エクスプラノン”という似た言葉が2つ出てきて、??となった方が結構いたのではないかと思います。

 

その真相は以下の通りです。

 

 

インプラノン(Implanon)は1998年に初めてインドネシアで使用されました。

 

それから世界中に段々と広まっていきましたが、2011年にイギリスにて、インプラノンを装着しているのにも関わらず妊娠してしまったケースや、強い副作用の報告、装着/着脱時に負傷してしまったなどの報告が相次いだ事から、新しく開発されたのが、エクスプラノン(Nexplanon)です。

 

只今市場に出回っているのはほぼ全てエクスプラノンになりますよ。

 

エクスプラノンの原理は?どんな形?大きさは?

長さ4cmで厚さは2mm程の単一ロッドで、大体マッチ棒位の大きさ/形になります。

 

原理としては、エチレンビニルアセテート共重合体のロッドが含有するプロゲスチンの一種であるエトノゲストレルが血液中に入り込み、それによって避妊効果があります。

 

病院で相談をした時に、即決でエクスプラノンに決めたので、直ぐに埋め込みの日の予約を入れました。

 

そして、自分でエクスプラノン本体を装着日までに購入しておいて、との事でした。

 

 

スウェーデンでは処方箋は病院で出してもらい、薬は普通の薬局にて購入する仕組みになっています。

 

エクスプラノンの費用と装着方法

こちらスウェーデンでは、1,100kr(14,300円)程でした。

 

ピルだと、3か月分で300kr(3,900円)程なので、かなりお得ですね。

 

手術の当日は、手術2時間前に麻酔薬がひたひたに浸してあるパッチを肘から上の装着部分に張り付けます。

 

こんな感じです↓

 

実際に装置をブスッと刺す場所からロットの長さまで十分カバーできるように、両方のパッチの片方の端っこをそれぞれ切り落として麻酔パッドを2枚並べて貼ります。

 

すると結構直ぐに部分的に麻酔が効いてきます。

 

2時間後、病院にて血圧と心拍を見てもらった後に、いよいよ装着です。

 

手術室とかに行くのではなく、診察室のリクライニングの診察台に横になって楽な格好で受けます。

 

私は完全にビビッていたので、装着の瞬間は直視しませんでした。

 

装着場所は左手の二の腕の内側、肘から15㎝位のところから、埋め込み用アプリケーターで入れますよ。

 

丁度、自分でピアスを開ける用の機械の様に“カッチャン”と注射器のように入れ込む感じです。

 

麻酔が効いているおかげで、痛みは全くありませんよ。

 

あとは、埋め込み口を消毒して終了です。

 

手術と言っていいのか分からない程、簡単で早いですよ。

 

ただ、麻酔がきれた時にジンジンとした痛みが1,2日程続きます。

 

エクスプラノンの脱着方法

埋め込んだ場所に一か所切込みをいれて、ロッドを外していきます。

 

スーッと抜ける場合もありますが、人によってはかなり定着して抜きづらい場合もあるそうです。

 

この時も麻酔をしていますので、痛みはないですよ。

 

私がロッドを取り除いた時は、担当の先生が取り出し口の傷が出来るだけ小さくなるように、そーっとそーっと時間をかけて取り除いてくれました。

 

麻酔で痛みはないけど、サクっサクっって感じの感覚のような音のようなものを感じました。

 

血もそれなりに出てたみたいですね。でも痛みは完全にゼロです。

 

ただ手術後は、個人差はありますが、1か月程は腫れたり青くなったりしますよ。私は3週間位で青みも引きました。

 

脱着から3か月後の画像です。↓

 

装着から3年後に取り出して、新しいのと取り換えるのですが、日時を忘れないように、こんなカードがもらえます。

裏面には、手術をした病院情報、装着日、交換日、名前が記載されていますよ。

 

まとめ

日本は先進国では珍しくコンドームの普及率が高いのですが、女性の社会進出に伴って今後もっと色々な避妊方が普及するかもしれませんね。

 

私は飲み忘れが多くてやめてしまいましたが、ピルもきちっと使用すれば避妊効果も高いのでおすすめですよ。

 

日本は少子化が進んでいますが、だからと言って、どんどん妊娠して子供を産めばいいという訳ではありません。

 

女性が主体になって、パートナーと一緒に望んだタイミングで赤ちゃんを授かるのが一番ですね。

 

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